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2008年7月10日 (木)

基準

 突然ですが、ワタシは普段はちゃんと働いていて(^^;)、社業は、「あるモノを計る装置」を作って売っています。

 モノを計る装置を作るには、ちゃんと正しく計る事が出来ているか、常に検査を繰り返す必要があります。
 そして、その検査には、国の基準に合っている別の「計る装置」を用意します。
 モノを作る他のメーカーも、同じように国の基準で装置を作るので、結果、どのメーカーも、同じようにモノを計る事ができるわけです。(実際は、お金の掛け方で誤差(不確かさ・ばらつき)の大小が発生しますが)
 
 それではその基準をどのように定めるか、言い換えれば、どうやって単位を決めているか、、。

 「メートル原器」という言葉を聞いたことがある方も多かろうと思いますが、長さ「1m」はどうやって決めるのか、、とした時、今は、
「1秒の299 792 458分の1の時間(約3億分の1秒)に光が真空中を伝わる距離"」
 だそうですが、昔々は、パリの度量衡万国中央局(現・国際度量衡局)に保存されている、白金90%、イリジウム10%の合金で作られた棒状の物質のある距離を1mとする、、なんだそうです(ウィキペディアから)

 そして日本では、このパリのメートル原器を元にして、日本用のメートル原器を作製し、「日本ではこれを1mとする」と決めた訳です。

 もしここで日本とパリの1mが違っていたら、異なる基準を持っていたとしたら、日本で作った幅1mの机をパリに持って行ったら、あーら、ちゃんと入り口から入らないじゃん!、なんてことになって、さあ大変!

 さて、、

 5月末の北京オリンピック最終予選の模様が、スポーツイベント社ハンドボール誌7月号に詳しく書かれています。(いや、他のメジャーなスポーツ、野球やサッカーからすれば、はるかに少ない情報ですが、それでもハンドボールでは、大変多い内容な訳で)

 最終予選の後、各選手やスタッフのコメントは新聞等でチラッとしか入りませんでしたが、、ハンドボール誌にて、現地での取材などから、”やっと”状況がつかめてきました。

 ハンドボール誌では、ハンドボールライターの久保さんが、毎号2ページのコラムを書いています。(久保さんの記事は、毎度、深いツッコミに、いつもじっくり読んでしまいます)
 今月号では、予選敗退の原因やら、今後の課題などが書かれていますが、その中で、こんな下りがありました。

 ”世界の身体接触は激しい。ただし、あくまでもハードであって、ラフではない。”
 ”だから日本リーグでは退場になるようなプレーでも、世界では当然のように流されてしまう”

 (ハンドボール誌7月号より引用)
 
 これは、オフェンス・ディフェンス双方の激しい身体接触に、日本では審判の笛がなって、プレーが止まると思われるような状況でも、この大会では、そのまま継続となり、結果、日本が押し込まれ劣勢となる、、という事のようです。

 さらに続く文章では、要するに、日本リーグの笛は世界の基準からすればソフトであり、日本人選手は力を発揮できなかった、アジアとは別次元の判定だが、これを体で覚えなければならない、、と。

酒巻監督のコメントとして、
日本リーグなら退場になるケースでも退場を取られない。それが世界のレベル。
 日本のレフェリングの基準も変わっていかないと
」(ハンドボール誌7月号より引用)

 う~ん、、これってどうなんでしょう。

 もし、これが本当の事であれば、日本はこの世界最終予選にて、戦う前から負けていたことになります。
 ジャッジの基準が異なる大会に参加していたのですから。

 ご存じの通り、ハンドボールは、その判定がレフェリー個々の裁量に依存するスポーツであると言えます。
ある審判では取られた反則も、別の審判では全く取られない事も確かにあります。

 その為(?)に、審判は、試合序盤の早い段階にハードorラフプレーに対して、笛やイエローカードで自分の基準を選手に示し、試合を円滑に進める(コントロールする)と聞いたことがあります。

 (今月配送された協会機関誌の巻頭では島田・審判委員会委員長が「再試合を直接観戦しましたが、IHFから派遣されたレフェリーは試合開始直後から基準をはっきり示し、最終場面で退場を出さないように試合を運営し」と記しています(機関誌6・7月号より引用)。
 巻頭文は日本協会のウェブサイトでも読むことが出来ますのでどうぞご覧ください)


 この世界最終予選のジャッジに対して、日本チームがハードなプレーに対応できなかったとすれば、それは、そのジャッジが基準を大きく超えた、ある意味、許されない程のラフプレーに対する甘いジャッジだったからでは無いのでしょうか?いわゆる、中東の笛ならぬ、ヨーロッパの笛に日本はやられたのではないでしょうか?
(完全アウェイの状態ですから、それもあるかとは思いますし)

 もし、ヨーロッパの笛が敗因の一つであるばらば、そんな不可解になジャッジに日本は抗議すべきでありますし、また、日本は自らの基準を変えるのではなく、ヨーロッパの笛を是正することに力を注ぐべきだとワタシは思います。
(とは言っても、ハンドボールはヨーロッパのスポーツだから、無理でしょうねぇ)


 実際、日本では、去年・一昨年の日本ハンドボールリーグプレーオフや、9月のアジア予選、今年1月の再予選、でヨーロッパの審判が笛を吹いていますが、そこで、”ヨーロッパの審判は退場を取らない”という話は聞いたことがありませんし、また、その話が出ていたとすれば、当然、その対策が既に合って然るべき事だと思います。

 それが今頃になって、「日本の基準は甘い」という話じゃあ、、、おいおい、ちょっとそれはおかしくない?と思うのです。
  
 確か、この予選の直後、大同の武田選手だったかと思いますが、
「(当たりの)ハードさは聞いてはいたけど、聞くとやるのとは大違いだった」という内容のコメントを出されてました。
 これならば、話はわかります。
 ぶつかってみて、初めて判る事、、ありそうですし。
 そういう部分に対応が出来なかったのであれば、もっともらしい敗因となります。

 そうなれば
 「やっぱり海外で揉まれないとね」
 と、これからの選手には海外でのプレーも積極的に、、ということで対策もあるのですが、日本の審判の基準をもっとハード寄りにする、、それが今後の課題とすれば、オリンピックへの道はあまりにも遠いと思わざるを得ません。

 そうでなくても、日本リーグはラフプレーが多すぎて、子供達に見せられない、、という指導者もいる日本のハンドボールなのですから。(この項は、過去のエントリー 載せる?載せない?で書きました。)
http://kngwhp.way-nifty.com/ob/2006/10/post_914f.html

 こうなってくると、文化の違いにもなってきますね。(ここがポイントか)

 今後、日本のハンドボールのジャッジ基準はどうなるのでしょうか?
 今月下旬の実業団選手権、9月からの日本ハンドボールリーグのジャッジが、別の意味でも大変興味深くなってきました。  

P.S.
 この話は、もしかしたら、久保さんの記事に対する私の解釈が間違っているのかもしれません。
 いつか機会あれば、久保さんをつかまえて、聞いてみたいと思っています。

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コメント

しゃちょ~

早速確認のチャンスでっせsign03

広島国際

7月25日26日27日
中区スポーツセンター

出場チーム
男子
ブラジル代表
日本代表
湧永製薬
韓国軍体育部隊

エキシビション
メイプルレッズ
日本学生選抜(女子)

中国新聞より

当然いらっしゃるんですよね~(^0^)/

投稿 | 2008年7月10日 (木) 15時15分

sukeさんよ
 惜しいかな、その日程は中学生の大会に行っているか、仕事しているかのどちらかですわ。
 ヒロシマの前には熊本でもジャパンカップがありますね(去年は確か、台風typhoonで散々だったな、、。)
 
 広島と熊本、、
 sukeさん! どっちも行かれるんでしょうね~ok
 

投稿 管理人 | 2008年7月11日 (金) 09時36分

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