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2005年12月14日 (水)

2005年で一番長かったワタシの5日間~(1)12月7日

仕事も終わり、そろそろ帰り支度していた午後の8時半頃のこと、
自宅からTEL、うちの家内でした。
声にならない声で
「お父さんが、、」
「え?伊豆??」
思わず、”伊豆?”と聞いてしまった。それほどまでに考えてもいなかったこと、まさに青天の霹靂、、でした。

 おそらく、変えようのない、疑いようのない事実、事はすでに次のステージに進んでいます。
 明日か明後日に通夜となるでしょう。仕事を休まなければならないのは確実。そうなると、仕事に穴を空けないように、手配しなくてはなりません。

 我が社は、ある種のガスセンサーのメーカー、、小さな小さなベンチャー企業です。ワタシの仕事の一つは、製品の検査から、試験成績書を作成、製品を梱包、伝票の作成、、客先へと納品を完了させること。つまり製品の最終仕上げにあたります。ここが止まっちゃうと、納品が遅れ、客先に迷惑が掛かります。

 9月に一度、父の容態が悪かった事があり、その時は、急遽、伊豆へと駆けつけました。
 それ以来、不測の事態も想定して、他の人でも、ワタシの作業が出来るようにマニュアルを作成し、説明もしてきました。
 でも、それからまた、新しい製品が出たり、作り方が変更になったりしたなどで、説明不十分な部分も出てきてしまっています。既に他のメンバーは帰宅、、しょうがない、明日発送予定だったものは、これから全部仕上げて、発送できるようにするしかない。

 父は小さいながら、町工場の経営者でした。お客さんに迷惑掛けないよう誠実に(時には頑固に)仕事してきたのを小さい頃から見ています。同僚に、お客さんに迷惑掛けない事はおそらく父も望んでいるでしょう。
 スマン、お父さん、すぐには行けない。不肖な息子を許しておくれ。

 あれやこれや、バタバタと走り回りながら、でも、電話片手に、伊豆に電話入れながら、仕事を続けました。
 ようやく、伊豆の姉と連絡付いたのが午後の10時頃。姉は淡々としていました。
 「お兄さんは、これから来るって」(姉)
 「オレは明日の朝になるよ」
 「判った。9時から葬儀屋さんとの打ち合わせだけど、来る?」
 「なるべく間に合うように行くよ」

 お互いに、人生の一大事が起きているのだけど、どこか冷静。ある意味、”いつか来るであろう事””覚悟していた事”が、ついに来ちゃったからかもしれません。

 とにかく、仕事を進め、とにかくこの時点で出来る事を全て処理し、11時過ぎに会社を出ました。
 次ぎに自分が出来る事は、早く家に帰って早く寝ること。明日は6時に家を出て、伊豆まで車を走らせます。居眠り運転になって、事故でも起こしたら、それこそ大変。

 とはいえ、明日以降の事は何も決まっていません。息子と家内はどうする?泊まりはどうする?何を持って行くのか、何が必要なの?グルグルとあれやこれやと頭を巡りますが、考えまとまらず、、ま、しょうがない。どうにかなる。

 12時前に帰宅、家内といろいろ話ししたけど、何話したっけ?覚えていません。

 とにかく、寝ます。明日に備えて。


 

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